朝比奈日記

重度の鬱と診断された朝比奈の日記みたいなものです。

6/13

死にたい。




今朝8時頃、母親に文字通り叩き起されバロンの散歩をしてご飯をあげるように不機嫌そうに言われた。


でも私は昨日から頭痛が酷くて、

薬を飲んでも冷えピタを貼っても少しも落ち着かなくて、

痛みが少し落ち着いた午前6時頃にようやく寝付いたのに文字通り叩き起され、

冷えピタを貼って傍に痛み止めの殻を置いたまま寝ている人間に散歩行けと言われたことが不満で少し素っ気なく

「私頭痛くてほとんど寝れてないんだけど……

と言ったらたったそれだけでブチ切れられた。



そこからはいつものように嫌味暴言暴力のオンパレード。



出来損ない、失敗作、産まなきゃよかった

そんな類のことはもう聞き慣れている。


単発でもバイトしているのに働いていないと言われることにも、

家にお金入れているのに入れていないと言われることにも、

家事をしているのに何もしていないと言われることにも、

バロンの世話をしているのに何もしていないと言われることにも全部もう慣れている。

慣れていても辛いが。



でも、

「一生入院してればよかったのに。その方が気楽だった。」

「薬飲んで可哀想な自分が素晴らしいんでしょ」

この2つはちょっと刺さった。

好きで鬱になったわけじゃないのに。



それから、

「昔はまともだったのに何で今こうなってんの?

お母さんの言うこと聞いてたから全部上手くいってたんでしょ。

言うこと聞かないからこうなってんじゃん。

さっさと昔のあんたに戻って。

戻らないなら必要ないからどっか行って。」

これも辛かった。


私だって何でも頑張れていて成果を出せていた昔の自分に戻りたい。

でも、戻れない。

鬱になってから努力することすらまともに出来なくなった。


父が出ていった時、お前がお門違いに私のことを責め立てずに寄り添ってくれたらここまで酷くならなかったのかもしれないのにね。


そもそも昔だって少しも上手くいってない。

父親がいないなんて変だなんてクソみたいな理由で毎日いじめられて、

シングルマザーの子供ってだけで教師にも偏見で嘘つき呼ばわりされて、

おまけにお前に毎日暴力暴言されて

3歳くらいからずっと死にたいって思ってたよ。

それでも言うことを無理に聞いてたのは抵抗出来る力が無かったから。

逆らったらエスカレートして更に苦しくなったから。

今反抗するのはお前に抵抗する力がついたから。

勘違いしないでもらいたい。



それらよりも更に腹が立って酷く傷付いた言葉がある。


「変なやつとばっか遊んでるからあんたまでろくでなしになるんでしょ」


この言葉は許せない。

変なやつって何?


たまにしか合わない旧友は「変なやつ」に入っていないだろうからそこは除こう。


皆私と同じように辛くても頑張り続けて、その果てに鬱になったのに。

それでも頑張りたくて、元気になりたくて、

辛くても生き続けて通院して薬飲んで、

毎日人生にうんざりして死にたくてもそれでも耐えているのに。


そんな人達を、変なやつ?

ふざけんな。

私のことは好きに言えばいい。

嫌味も暴言も慣れているから勝手にしてくれ。

でも、何でお前は何も知らないくせに私の大切な人達のことまで馬鹿に出来るの?

お前が何を知ってるの?

お前みたいに無知で無責任で自分勝手な人間に傷付けられたのが私達だ。



何も知らないくせに大切な人達まで馬鹿にされたことに流石に耐え切れなくて反論したら

私の元彼たちのことまで悪く言い始めるクソ親。


お前があいつらの何を知ってんの?

確かに腹立つことはあったよ。

今も恨んでる奴もいる。

でも、それぞれ皆いい所がいっぱいあって、

私なんかを好いて、笑わせてくれて、支えてくれた。


「誰にでも悪いところくらいあるでしょ。

いいところしかない人間なんていない。

父もそうじゃん。

不倫して勝手に出て行ったけど、

それは今でも絶対許さないけど、

それでもいいところいっぱいあったじゃん。

だから好きだったんでしょ?

再婚したんでしょ?」


そう言ったら黙りこくって私のことを何発か殴って出かけて行った。


母が出かけてから、1人で泣いて泣いて泣きまくった。

私が鬱になって色々なことが頑張れないせいで関係ない私の大切な人まで馬鹿にされたのが1番悔しくて辛かった。



涙が止まっても自分に吐かれた言葉や、

大切な人達を侮辱されたことで鬱が酷くて少しも動けなかった。

何も食べられず、何も飲めず、薬も飲めなかった。



鬱々としていたらいつの間にか母が帰宅。

またいつものように私にしたことなんて何もかも忘れたかのように普通に接してくる。

私は物凄く傷付いてるのに。

ただでさえ死にたいが常駐している脳内が、

死にたいで全て満たされてそれしか考えられない状態だったのに。



一言も謝らずに普通に接して来られるのが腹立って、


「私の大切な人達を馬鹿にしたこと謝って。」

と言ったら


「は?なんで?

あんたみたいな碌でなし達になんで謝らなきゃいけないの?

傷の舐め合いばっかしてないでまともになれば?」


と言われた。

あぁそうだった。この人に何かを求めちゃいけない。

この人の頭には自分が悪いことしたなんて考えはない。

昔からそうだった。


傷の舐め合いの何が悪い?

お前みたいに人を傷付ける人間になるよりずっといい。

自分と似たようなことで傷付いてボロボロになった人と弱いところを支えあってることの何が悪いの?

お互いの理解者といることの何が悪いの?

私はそんなことせずに傷付き続けろと?



また母が出かけて行って、

その間に1人で泣きまくった。



辛くて苦しくて死にたくて、

もう死ぬことしか考えられなくて、

鉛みたいに重い体を無理に動かして、

地元で有名な自殺名所まで行って死のうとした。


でも、死ねなかった。

心霊スポットとしても有名な場所だからか知らないが

着いた途端に耳鳴りと吐き気が酷くて怖気付いて帰ってきてしまった。

意気地無し。



帰宅して鬱々としていたら泣き疲れていつの間にか寝てしまった。

しばらくしてまた母に叩き起され、


「犬の散歩とご飯。」


と言われた。

バロンって呼ばないことにちょっと腹が立ったけど眠気と頭痛が同時に来ていたからそのままうとうとしていたら


「散歩もご飯もなくてかわいそー。

お前が何もしないからうちに来て不幸になってるじゃん。

あーかわいそー。

こんな出来損ないが飼い主で残念だったねぇ。」


とか言われたけどじゃあお前が代わりにやればいいだろ。

こっちはストレスでずっと頭痛いんだよ。

家族なのにねーとかも言ってたけどお前は違うからお世話しないのかなるほど。


私の家族はバロンだけで、

バロンの家族も私だけで、

お前1人が部外者ってことでいいんだよね?



とりあえず私は母親とは違うからちゃんと散歩もしてご飯もあげたけど気分が晴れない。

ずっと辛い。



だから外に出て公園で飲酒喫煙して必死に辛さを誤魔化した。

良くないことなのは知っているけど、

自傷したらまた病院に戻されるかもしれない。


そしたらバロンのことは誰がするの?

誰がバロンに愛情を注ぐの?


泣きながら飲んで、吸った。

飲まず食わずだったおかげでビール500でほろ酔いになれたからコンビニで食べ物を買って、やけ食いなう。



私は母親とは違うから自分の機嫌は自分で取る。

誰にも八つ当たりなんてしない。

嫌味も言わないし暴言も吐かないし暴力もしない。

飲酒喫煙リスカOD首絞め何だってしてやる。

何をしてでもあいつとは絶対に同じにならない。




死に損なったからまた限界が来るまで無理しよう。

明日は泣かずに生きられるといいな。